初心者なりにマネーポートフォリオを組んでみたっていうはなし。


きっかけ
元々細々とやってはいたのだが、きちんと意図を持ったポートフォリオを組んで資産管理しようと思ったのは「LIFE SHIFT(リンダ・グラットン)」という本を読んだのがきっかけ。

この本で謳われていることを乱暴に言うと「100年生きるのが普通の未来が来るよ。生き方考えようぜ。」ってなことで、その中のひとつの要素として資産管理の話があった。長く生きる=時間がある=金も使うけど複利も使える、という捉え方は素直になるほどと思えたし、闇雲に貯金するのが嫌いな自分としては株や投信等で資産運用するような形でもなければ絶対金なんか貯まらないよな、と思った次第(ちなみに32歳現在の貯金は10万~150万を行き来している程度)。

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ポートフォリオコンセプト
均等按分コンセプトを採用。高尚な理論でもなんでもなく「比率とか考えるの面倒だから全部均等割りにしよう」という作戦。まずは安全資産とリスク資産で均等割りにし、安全資産は日本円と外貨で均等割り。リスク資産は個別株と市場インデックスとで均等割り。株式は日本と海外で均等割りにし、インデックス連動は世界・先進国・国内・新興国で均等割りみたいな感じ。そんなこんなの結果がこれ。

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%だけだと分かりにくかったので総資産は1,000というパラメーターを適当に置いた。

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具体的な購入銘柄
具体銘柄まで入れるとこんな感じ。

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安全資産(50%)
・現金預金。
・日本円と外貨で均等按分。
・日本円は銀行口座のお金。
・外貨は証券会社にある外貨MRF

リスク資産(50%)
・株式とIndex連動商品で均等按分。
・株式は日本株と外国株で均等按分。
・index連動商品は投資信託/ETFで地域別に均等按分。 
・地域は世界中まんべんなく網羅する。
投資信託ドルコスト平均法で毎月積立て。
投資信託が15万円を超えたら、都度その金額をETFに移し替え。

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投資信託について
なぜ最初からETFを購入しないのか?それは一言で言えば「売買手数料が高い」ということと「毎月定額自動積立&再投資の設定が出来ない」というデメリットがあり、投資信託で一定額まで積み立ててからETFに移そうという結論に至った。

それなら最後まで投資信託でいいのでは?とも思ったが、調べていると長期保有するのであればETFの方が優れており、それはひとえに信託報酬が投資信託では0.3-0.5%くらいあるのに対してETFでは0.1%台と保有コストが低いからとのことだった。勿論、この信託報酬という保有コストは基本的に投資信託でも同じなので、投資信託の商品選択に際しては、対象市場(インデックス)と信託報酬、売買手数料、資産総額(お金集まらないと潰れる)を切り口として絞りこみを行った。その時に作成した比較表がこれ。

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色付きが最終的に選択した投資銘柄。ここにリレー先のETF銘柄も追加するとこんな感じになる。

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ひとまず、こんな感じで毎月積み立てしてみようと思う。

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おわりに。
最初に枠組み決めてあとは自動化(今回は自動投信積立)。ただし、投資してる楽しみみたいなのがないと貯金と同じに感じられて切り崩してしまいそうなので、株だけは最初に購入するものを決めずにこのポートフォリオの枠内でちょっと自由に遊んでみる。……なんて言いながら現時点で組めている実際の資産ポートフォリオは現金預金35%で外国株が65%なんだけども。今後、投資信託積立を進めながら徐々にこのポートフォリオに近づけていこうと思う。

っていうはなし。

※2017/08/11 追記
当エントリ内の『ETF』という表現は正確には『海外ETF』でした。そもそも上場投資信託=ETFであることを本日知り、この記事の『投資信託』という表現はつまり『国内ETF』を表していたので定義を補記。ちなみに『海外ETF』とは「海外で売買されているETF」のことで、国内証券会社で購入できる『ニッセイ外国株式インデックスファンド』等は海外市場(インデックス)を対象とした国内ETFということになります。